HOME > 副反応について
副反応とは
ワクチンや医薬品を使用した後に起こった、あらゆる好ましくない健康上の問題のことを「有害事象」といいます。その中でワクチンが原因で起きたものを「副反応」といいます。ワクチン以外の医薬品の使用によって起きたものを「副作用」といいます。
よくみられる副反応
ワクチンの仕組みは、目的の病原体に対する免疫応答を実際に病原体に感染する前に、からだにつくらせるというものです(詳しくは「ワクチンの仕組み」のページをご覧ください)。ワクチンを接種すると、免疫が応答しますので、からだに何らかの反応が起きることがあります。
「副反応」とは、ワクチン接種により免疫をつけることに伴って発生する、病原体に対する免疫の付与以外の反応です。接種した部分の痛み・腫れ・赤くなる、頭痛、疲労、リンパ節の腫れ、発熱などの副反応が起きることがあります。このような症状の多くは数日以内に回復します。
重篤な副反応
非常に稀ですが、ワクチン接種によってアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)、脳炎・脳症、ギラン・バレー症候群、けいれんなどの副反応が発生することがあります。このような重篤な副反応が出現した場合には医療機関ですぐに治療を行います。
副反応で困ったら
ワクチン接種後、副反応を疑う症状で辛い場合には接種を受けた医療機関、かかりつけの医療機関などにご相談ください。痛み、発熱などに対しては、解熱鎮痛剤を使用することもできます。
副反応による健康被害が起きた場合には
予防接種法上の接種(臨時接種、定期接種)を受けた方の健康被害が、予防接種によるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
予防接種法に基づく接種以外の接種(任意接種)による健康被害については、医薬品副作用被害救済制度の対象となります。

救済制度の内容については、以下をクリックして
厚生労働省ホームページの「予防接種健康被害救済制度について」をご参照ください。

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